社労士試験を2度受験し、どちらも選択試験の1点足らずで不合格している私。
実は、最初の受験前に途中で挫折してしまった年があります。
どこかの講座の先生が言っていたことですが、
「社労士試験範囲を1周することができるのは、全受験者の50%。
繰り返し2周以上できるのは、その半分の25%。
模試で合格レベルの点数を取れるのは、その半分の12.5%。
本試験で合格できるのが、その半分の6%」
多分実際に、こんな感じなんだと思います。
社労士試験に興味を待ち勉強を始めた人は
「やってやるぞ!」
の気持ちで始めたと思います。しかし、私の0年目と同様に挫折した人は、かなりいるはず。
「社労士試験範囲を1周することができるのは、全受験者の50%」と言っていましたが、受験するだけでも強者なんです。私は受験することさえ出来なかった、、、
本記事では、そんな挫折した私の「受験0年目」について、少し紹介しようと思います。
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1.社労士受験のきっかけ
私の社労士試験への挑戦は、2020年9月に始まりました。目標は2021年8月に実施される本試験合格!
社労士を取得したいと思った動機は
「人に誇れる・自慢できる資格がほしい」からでした。
「普通の学力の人が、1年頑張れば取得できる難関資格ランキング」を考えたところ、社労士が優勝しました。(※完全に個人的なランキングです。ちなみに、準優勝は中小企業診断士(笑))
当時、会社の人事労務部門で働いていたこともあり、「知ってることも多いだろうし、意外といけるんじゃね」と考えました。
専門知識の習得やそして収入アップの可能性。加えて、人事労務の仕事が結構自分に合っていると思っていたため、部署異動で他の仕事をしたくないと思っていました。人事のスペシャリストの資格を取得できれば、ずっとこの仕事をできるかも?と考えました。
そんなきっかけです。
2.教材はフォーサイト
受験するぞ!と意気込み、すぐに教材の検討。1年で受かりたかったので、合格確率を少しでも上げるために、独学ではなく、資格講座を受講しようと思いました。
名前の聞いたことがある、大原、TAC、LECなどの大手資格スクールから調べ始めましたが、なかなかの高額でビビりました(笑)
その他の講座を調べていくと、「フォーサイト」が料金も手頃で全体的にイイ感じだなと思い、すぐに申し込み。(実際にかなり良かったと思うので、そのうち別記事で詳しく紹介したいなと思います)
申し込みから1週間ほどで、最初の科目のテキストや講義動画をみるための受講者IDなどが届きました。
その日から社労士受験生活が始まりです!(記事作成日時点では、まだ終わってない)
フォーサイトは通信講座です。
講義動画はタブレットやスマホで視聴できました。紙のテキストと問題集があります。
アプリで問題を解くこともできます。
3.順調なスタート
- 労働基準法
- 労働安全衛生法
- 労災保険法
- 雇用保険法
- 労働保険徴収法
- 労働に関する一般常識
- 健康保険法
- 国民年金保険法
- 厚生年金保険法
- 社会保険に関する一般常識
社労士試験は10科目あります。
労働基準法 〜 労働に関する一般常識
健康保険法 〜社会保険に関する一般常識
10科目を大きく2つに分けるとこんな感じ↑です。
労働基準法から始まり、次に労働安全衛生法というように、上記リストの並び順で学ぶのが一般的です。(フォーサイトは一般常識科目2つが最後だったけど)
労働基準法は、快適なスタートを切ることができました。人事労務で働いていたので、なじみ深いテーマで楽しく勉強していた印象です。
その後、安衛法は第一衛生管理者を持っていたので、そこまで抵抗はありませんでした。
労災保険法も普段から業務で、労災の申請書を作成していたので、スムーズでした。
次の雇用保険は、社労士試験勉強で、最初の壁でした。何と言っても手当の種類の多さ。ビビりました。
「こんなの全部覚えるんかい。無理だろ、、、」
そんな感想でした。
しかし、最初のうちはそう思っていましたが、繰り返し問題を解いていくうちに覚えることができました。数字を覚えれば大分解けるようになります。
その後の徴収法は、テキストが薄いのですぐに終わりました。
労働法に関しては、実務で使うようなことも多く、楽しく学んだように思います。
、、、しかし、楽しかったのはここまで。
社会保険科目に入ると、社労士試験の恐ろしさを見に沁みて感じます。
4.忘却と年金
「忘却と年金」この見出しで一般的にイメージするのは、「ご年配の方」を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし、社労士試験勉強経験者の方は、この見出しの意味に少し共感してくれるかなと思います。(笑)
社会保険法科目に入りました。
この時点で2021年1月頃。本試験まで、残り半年。
社会保険法科目の最初は、健康保険法。
これが2つ目の壁でした。まず、テキストを開く前に感じたのは
「分厚い」
そう、社労士試験科目の中で1番テキストのページ数が多いのです。
そして、テキストを開いて勉強していくと、かなり細かい内容まで覚えないといけない印象を持ちました。
ただ、時間はかかりましたが一通り終えることができました。
その後、復習のため久しぶりに、最初の壁だった雇用保険法のテキストを開いてみると、、、、、、
「は⁉︎なんだこれ!ほとんど知らない」
そうです。これが、忘却です。
「これどうだったっけ?」ではなく、
「こんなのやったっけ?」なんです。
数ヶ月前に必死に覚えたものが「あ、ども。はじめまして。」状態なんです。
絶望しました。どんだけ勉強すれば定着するのか、、、お先真っ暗って感じでした。
まぁ気を取り直して先に進もうと思い、国民年金の勉強を始めました。
国民年金というのは、会社の人事で働いていても、ほとんど関わることのない科目です。
講義を聞き始めましたが、全然頭に入ってこない。理解できないんです。難しすぎる。
最初はこんな感じでした。そして、最後までこんな感じでした。(笑)
「年金は、繰り返し繰り返しやらないと理解できない」講師がそんなことを言っていましたが、まさにその通りです。
ただ、私は雇用保険法で忘却の恐怖を知ってしまったばかりで、モチベーションの低下というか、合格できる姿が全く見えなくなりました。
その頃には、勉強するのが習慣化されていて毎日やっていました。しかし、なかなかやる気が出ずに勉強をしない日が出てきました。
「明日頑張ればいいや」が
「土日で頑張ろ」に変わり、
最後は「来月から再開しよ」というかたちで、完全にフェードアウトしました。
こんな感じで、本試験を受けることなく社労士受験0年目は終了しました。
5. 0年目の終わりと、そこから得るもの
0年目は挫折で終わりましたが、それが敗北ではなく、次へのステップとなりました。
社労士を取得したいという気持ちは、まだ残っていたのです。
この時点で得た洞察全てが、新たな挑戦への糧となるのです。
その後、0年目の反省を踏まえ、受験1年目へと目を向けます。
この挑戦が私にとって、成長と新たな成功への道となることを信じて。
6.まとめ
私の挑戦はまだ始まったばかり。0年目の挫折が、1年目への更なる意欲を呼び覚ます。
新たな挑戦、新たな希望に満ちた受験1年目が、すぐそこに広がっていたのです。
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